申論題內容
2、今⽇、わが国における外国語の問題を考へるとすれば、およそ次の三点、即ち、この歴史的転換期に直⾯し
て外国語教育はいつたいどう取扱はるべきかといふこと、次には国際的な関係が⼀層複雑微妙になつて来たかと
いふ時代に、外国語の活⽤ないし利⽤がどんな状態にあるか、つまり⽇本⼈としていまどの程度に外国語を実際
に⽣かして使つてゐるかといふこと、もう⼀つは、⽇本語の海外進出に絡んで、やはり⽇本語を⼀応ほかの国から
観た外国語として考へてみるといふこと、これらの点が主として問題になると思ふ。
(岸⽥國⼠『外国語教育』)