一、日譯中:
テクノロジーすなわち国力の時代には「国力がスポーツ競技を左右 する」と言っても過言ではない。競技場は各国がテクノロジーを競う 場ともなっているのだ。テクノロジーは今や選手のトレーニングや競 技審判に欠かせず、スマートスタジアムまで登場している。位置情報 システム、センサー、画像機器、AI 技術、通信技術の活用はスポーツ 界では世界的な流れとなっている。
新型コロナウィルス感染症流行拡大中の 2020 年、米メジャーリー グでは、バーチャルな観客の歓声を流したり、 「ホークアイ」システム で、すべての試合における選手全員の位置や動きを記録するようにな った。東京五輪では AI 技術、ビッグデータ、機械学習などのテクノロ ジーが披露され、とりわけバドミントンで金メダルを獲得した王斉麟 ‧李洋ペアの試合では、ホークアイが試合の勝敗を決定づけた場面が 知られている。テクノロジーの後押しで、スポーツのトレーニングや 競技シーンは大きく様変わりしている。台湾でもテクノロジーの力 が、スポーツ産業のイノベーションを牽引している。